ニキビと食べ物の関係は?NG食材や肌トラブル改善に効く食品を解説
ニキビの原因にはさまざまなものがありますが、その一つに「食べ物」が挙げられます。口にする物の質や種類を変えたり、食習慣を正したりするだけで、肌環境が大幅に改善されることもあるのです。そこで今回は、ニキビと食べ物の関係について解説します。肌に悪影響を及ぼす食べ物や、肌改善に効果のある食べ物も併せてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
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食べ物とニキビは密接に関係している
ニキビの原因はさまざまですが、食生活も深く関係しています。健やかな肌をキープするためには、体内の栄養素をバランスよく保たなければなりませんが、そのためには肌や身体に良いものを適切に摂取することが大切です。食べ過ぎはもちろん、過度なダイエットも栄養不足による肌荒れを引き起こすため、健康的な食習慣を身につけましょう。
ニキビの原因になりやすい食べ物や飲み物
ここからは、ニキビの原因になりやすい食べ物や飲み物を具体的にご紹介します。
糖質や脂質を多く含む食べ物
ニキビを予防したい方は、ハイカロリーな食べ物に要注意です。脂肪分や糖質を豊富に含む脂っこい食事やスナック菓子、インスタント食品、スイーツなどを過剰に摂取すると、皮脂の分泌量が増加します。余分な皮脂が皮膚を覆うと、汚れや皮脂が毛穴に詰まり、ニキビの原因となるのです。
また、脂質や糖質を代謝するためには、ビタミンB群が大量に消費されます。ビタミンB群不足は肌荒れの原因になるため、脂質や糖質の過剰摂取は避けましょう。
過度のアルコール
アルコールを飲み過ぎると毛細血管が拡張され、皮脂腺が刺激されます。皮脂が必要以上に分泌されることにより、ニキビができたり悪化してしまったりする可能性があるため、過度な飲酒は控えてください。また、カクテルや酎ハイ、日本酒など、糖分を多く含む種類のお酒の飲み過ぎにも注意しましょう。
辛い食べ物
香辛料の効いた食品を食べ過ぎると消化器官に負担がかかり、肌の状態にも影響が出てしまいます。ニキビを予防・改善したい方は、刺激物を控えて、胃腸に優しい食品を摂りましょう。
コーヒー
コーヒーには、カフェインが豊富に含まれているため、飲み過ぎると交感神経が活性化されやすくなります。興奮状態が継続すると身体にとってストレスとなり、皮脂増加を引き起こすため、ニキビが悪化するかもしれません。適量であれば問題ありませんが、寝る前にコーヒーを飲むと睡眠の質が下がってしまうため、こちらも美肌作りの大敵です。コーヒーを飲む際は、適量を早い時間に飲みましょう。
ニキビの改善に役立つ栄養素と食品
ここからは、ニキビの改善に役立つ栄養素と食品をご紹介します。
ビタミン類
糖質や脂質の代謝を促すビタミンB群は、健やかな肌を保つのに欠かせない栄養素です。肌のターンオーバーを促進する役割を果たすビタミンB2は、牛乳や大豆製品、レバー、うなぎに豊富に含まれています。またホルモンバランスを整え、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6は、玄米やバナナ、マグロ、カツオなどに含まれているため、積極的に摂取しましょう。
抗酸化作用があり、ニキビやニキビ跡の改善に役立つビタミンCも、美肌作りに必須の栄養素です。ビタミンCは、オレンジ、イチゴ、キウイ、ブロッコリーなどに豊富に含まれています。ビタミンCは、熱に弱いという性質があるため、できるだけ火を通さない状態で摂取してください。
食物繊維
食物繊維が不足して便秘になると、腸内環境が乱れてニキビができやすくなります。便秘解消のためにも、食物繊維を豊富に含む、こんにゃくやきのこ、海藻類、根菜類などを積極的に摂取してください。また食物繊維を摂取すると、コレステロールの排出も促してくれるため、脂っこい食べ物を食べる際には一緒に摂りましょう。
タンパク質
タンパク質は、美しい肌を作るための大切な材料です。新しい肌の細胞を作ることでターンオーバーを促し、肌に備わるバリア機能を整えます。身体機能を調整するホルモンや、酵素を作り出すための材料にもなっているため、ニキビ肌を改善するためには欠かせない栄養素です。
亜鉛
亜鉛は、ホルモン分泌のバランスを整えて身体機能を正常化する働きがあるため、ニキビのできにくい肌作りに役立ちます。豚レバーや牡蠣、ナッツ類、卵などに多く含まれており、動物性タンパク質と合わせて摂取すると、亜鉛の成分を効率よく吸収できます。
食生活を見直して、ニキビを防ごう!
本記事では、ニキビと食べ物の関係について徹底解説しました。口にする食べ物によって、肌の状態は大きく左右されます。ニキビ肌やニキビ肌を改善したい方は、本記事内でご紹介した肌に良い栄養素を十分に摂取し、バランスの良い食事を心がけてください。